
一流のバーテンダーを目指してきた。
「シェーカーを身体の一部のごとく操れる様になりたい」。
片時も離さずシェーキングの訓練に没頭してたあの頃。
1997年。私の作品がカクテル・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
隣街の燕市はバーツール製造メーカーのあるまち。
当時では珍しい金メッキ加工のゴールドシェーカーをお祝いに頂戴した。
あれから15年。
このゴールドシェーカーだけが私の身体の一部となっている。
シェーカーは同じように見えて一つ一つが全く違う。ボディーとストレーナー、トップの3つのパーツでできているから噛み合わせ具合、重さ、感触、シェーキングした時の氷が奏でる音の鳴り具合が一つ一つ違うのだ。
楽器ともいえるシェーカーを私の味方にして最高のパフォーマンスでお客様をもてなす。
道具を粗末に扱えば道具に裏切らるのは己だ。
バーテンダーにとって最も重要なツールだから。
私の魂が宿る唯一のシェーカー。
お客様から私へそして同時にこのシェーカーへ気持ちが連動し入り込む。
そうして数えきれないほどのカクテルをつくりあげてきた。
年期の入ったゴールドシェーカー。やはり金メッキの劣化が目立つようになってきたところに救世主現る!
メッキ加工で熟練した技術を誇る燕市の「スワオメッキ」社☆
美しく滑らかにリメイクされた金メッキ加工。
生涯をきっと共にするこのシェーカーに新たなる息吹きが☆
たんなる無機質な道具ではない。
シェーカーは語るのだ。
綺麗にしてもらってありがとう。って。
その恩恵がお客様へ提供するカクテルになるのだから。
そして永久に私の相棒として歩んでゆく。
あなたにとって身体の一部化してるツールは何ですか?











